ヨヨギ産のブログ

明日になったら、今日は過去。

「古い常識」をぶち壊してくれた「糖質制限周りのネタ」

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photo by HappyHorizons

糖質制限をやってきたこの10ヶ月間で「常識って何なんだろうな・・・」という体験をしてきたのですが、そんな「自分の常識をぶっ壊してくれた」小ネタをまとめてみました。

食後30分で肉は胃の中から消え、炭水化物は1時間以上残る


消化 食事の回数 糖質制限

以前も書きましたが、これはすごい内容。嘔吐障害の患者さん数名にお願いして、炭水化物と蛋白質それぞれを食べた後に吐いてもらい、胃の中の滞留時間を観察してみたら、お肉はあっという間に胃の中から消えるが、炭水化物はいつまでも胃の中にとどまり続けるという内容。
確かに、自分も若い頃は毎日酒飲んでリバースしたりしてましたが、胃から出て来た固形物はご飯粒と麺類ばっかりだったなあ。(スンマセンお食事中の方)

モチロン、この実験でわかることは「お肉は炭水化物に比べて胃での滞留時間が少ない」ということだけで「肉は消化にいい」という判断はできないのですが(腸での滞留時間はこの実験では不明)、それでも「固定観念」を覆されたショックは大きかったです。

1日6000kcal食べても太らない


Round Up of The 21 Day 5,000 Calorie Challenge ...
日本語で解説していただいているページ↓


1日6,000キロカロリーを食べて太らなかった男の人体実験が凄すぎる | パレオな男

すげー!1日6000kcal食べても太らないなんて!「カロリー高いものばかり食べてるから太ったんですよ」とか「肉ばっかり食べて病気になっても知らないよ」なんて言われ続けてたのはなんだったんだ!だまされたってか自分で人体実験すりゃ良かった!でも6000kcal食うのはつらそう!この実験してくれた人ありがとう!と、走馬灯のようにアタマを駆け巡ったのでした。
自分の中ではカロリー神話は完全崩壊。カロリーってやつにいかに支配されていたかよーくわかった(^^;)

ステーキよりうどんのほうが太る


ステーキとうどん、太るのはどっち?米やパンは肥満の元?肉食ダイエットのススメ | ビジネスジャーナル

「肉食ダイエット」って言い方もインパクトがありますが「ステーキとうどん、太るのはどっち?」って、わかりやすいですなあ。子供でもお年寄りでもわかるキャッチコピーはよいキャッチコピー。昔キャッチコピー作る仕事していた自分も、キャッチの秀逸さに感心しました。

炭水化物が人類を滅ぼす

糖質制限の本の中で、この本は特に衝撃的でした。ご自身の体験からくる糖質論から、糖新生と脂肪との関係、穀物栽培と権力支配の歴史、はたまた哺乳類・鳥類の血糖値論、原始生命からのエネルギー代謝の歴史、労働と糖質の関係なども論じられており、
まあ知的好奇心をビンビン刺激するワンダーランドな内容。
糖質制限に「天動説から地動説への転換」くらいのポテンシャルを感じました。

・・・ってな感じなのですが、

常識が覆されると「困る」人もいる

最近考えるのは「常識が覆されることは、その常識によって日々の糧を得ていたり、常識破壊によって自分の信念が否定されてしまう人などにとっては最悪の事態」ということです。
時代を遡れば、先述の天動説やフロギストン説、自然発生説など、過去の「常識」が否定されるプロセスで、苦しい思いをした人はたくさんいたことでしょう。
鮮やかな常識破壊は、胸躍るような興奮と感動を与えてくれることもありますが、同時に、怒りに打ち震えたり、失望にくれる人もいることも、心の片隅に留めておきたいものです。
つっても、自分にはどうすることもできないのですけど・・・。

常識を疑うことから始めよう

常識を疑うことから始めよう