ヨヨギ産のブログ

明日になったら、今日は過去。

「世代間連鎖を断ち切る」というささやかな使命感

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photo by Ryan Vaarsi

大人になってから気が付きました。

自分の「基本的な性格」が親に似ていることで、
生きていくのにとても苦労すると。

不安感が大きく、のびのび生きられない
人との距離感がわからない
何かを、誰かを愛することができない
自分を、他人を大切にできない

こういった「根本的な性格の問題」は、
「親」が作った小さい頃の家庭環境が
大きく影響しています。

不安が多く、距離感がいびつで
愛を感じられず、人を大切にしない家庭環境。

だから、自分がこんな性格になったのを、
「親のせい」にしたくなります。

でも、親も実は子供の頃、
同じような環境に身を置くことを余儀なくされ、
同じように彼らの親を恨んだに違いないでしょう。

そして、親の親も、その親も、そのまた親たちも
同じように生きたのでしょう。

そんな連鎖が脈々と連なって、
その上に自分の性格があるのかも知れません。

ましてや今の親世代、またはその親世代は
「戦争」という「トラウマ」を抱えているため、
いつも不安の中で育つしかなかった人が
多い世代です。

そんな「不安の中で育った人たち」に育てられ、
そのことを思い悩むことができるくらい平和な時代に生まれた
「日本史上最初の世代」。
仮にそれが「今の世代の特徴」と考えてみます。

だとすると、この時代を生きている者たちの「使命」とは
この「世代間連鎖」を断ち切ることなのではないでしょうか。

そう考えると、自分の中から「使命感」のようなものが
少しだけ沸いてきました。