バイラルメディアとかキュレーションとかはまだ「荒野」
ブログメディアは、まだ西部開拓時代なのか?
「バイラルメディア、キュレーションなど、新しいメディアフォーマットにおける著作権のあり方が、ブログで議論となっています」
ネットって、まだまだ「荒野」の部分があるなあ、と
思ってしまいました。
リアルの都市のように隅から隅まで、
キッチリ整備されているわけではない。
一般に普及してから、まだ20年くらいですもんね。
なんかこう、西部開拓時代のアメリカというか、
結構インディアンが潜んでいるから
銃を持って注意してあるかないとね~って感じ?
やっぱ、アメリカが作ったからなのかな?
法整備か、マナー論か
こういう時って必ず「ちゃんと法律を整備しましょう」
みたいな論調へ進めたがる人が出てきたりするんだけど、
いやまだ西部開拓時代だから
じっくりやろうよ~、って言いたくなってしまいます。
無線が発明されてしばらくは、電気通信法なんてなかっただろうし、
自動車が発明されてしばらくは、道路交通法も無かっただろうしね。
そういえば、iPodが出てきたとき、
PCショップにiPod持って行って、
展示してあるパソコンにつないで、iPodにごっそりPCソフトを
コピーして帰る輩がいた!窃盗だ!
・・・なんて問題を思い出しました。
で、果たして、バイラルメディアやキュレーション界隈に
ちゃんとフィットする法律をこれからつくるべきなのか?
まあでも、この問題は、法律として明文化しにくい
いわゆる「グレーゾーン」の部分が大きそうですよね。
例えば、
「部屋でパーティーをするのは自由だけど、<騒音>を立ててはいけない」
⇒音の大きさは何デシベル以上から騒音なの?
「うちのマンションは<大型の動物>の飼育は不可」
⇒「大型犬のこども」は成犬の半分以下の大きさだけど、コレ半年預かるのはダメ??
みたいな感じですよね~。
ということは、この問題は、
いわゆる「マナー」という範疇に置かれるような気もしますね。
たとえば、電車の中でケイタイで電話したら
基本的にマナー違反なのでダメ!だけど
たまたま電車の中にいるときにかかってきた電話に出て、
受話器を押さえながら小声で「ゴメン、電車に乗ってるからあとで折り返すわ」
というくらいの通話は、特にとがめられることがない、
とかいう「マナーを守ろう」って感じ?
ぽぽぽぽーん的な何かが必要?
そこでまた問題。
その「マナーを守りましょう」と「啓蒙」するのはいったい誰か?
上の「電車の中の携帯通話」の事例なら、
車掌さんが「通話はお控えいただきますよう・・・」とアナウンスしてたり、
駅にポスターが貼ってあったりするので、
「鉄道会社」が「啓蒙者」になる。
今回の例では、誰がその「啓蒙者」になるんでしょうか。
プロバイダ?レンタルブログの運営会社(はてなとか)?
それとも政府?ぽぽぽぽーんな感じ?
うーんなるほど、着地点を探るのも、
結構一筋縄ではいかないかもしれんですね。
ま、じゃ、ゆっくりやりましょうか~。
それまでは、困る人は自衛する感じですかね~。
単純に「コピーされたくないものは、出さない」と。
(自分はむしろ、誰かにバイラルされたいけどね~^^;)
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